携帯サイト
QRコードQRコードの読み取り機能がある携帯電話をお持ちの方は右のQRコードをご利用ください。
ある園での出来事

平成二十年度入園式

看板を見ていると、私も少し緊張してきます。まもなく、担任を持つ子どもたちとのご対面です。私【ひよこ】が受け持つのは偶然にもヒヨコ組。ひよこ先生が担任のヒヨコ組は、0歳児のクラスなのです。
「ひよちゃん。」
登園してくる親子をお迎えしていると私の名前が呼ばれました。自己紹介をする前、それもいきなり入口で名前を呼ばれたのでちょっと驚きながら、声の方を見ると、沙織がそこにいたのでさらにビックリ。もちろん、沙織は子どもを抱っこしています。この日は、中学生の時の同級生、沙織との再会の日にもなりました。
“同級生が保護者になる年齢なんだ。私も大人なんだなぁ。”
と当たり前のことを考えていたらアッという間に入園式は終了。

入園式が終わると
「ひよこ先生、よろしくお願いします。」
「うちのリク君、甘えん坊ですけど、ひよこ先生お願いしますね。」
と保護者の方からのお願い攻撃。攻撃とはいってもみなさん気さくな保護者ばっかり。
“自分の子どもが大好きで、新人の私にも一生懸命頼んでくれているんだな。”
そんな保護者の愛情を感じると同時に、こんなにも大切な子どもを預かる『先生』という職業の責任を改めて認識しました。

それからの数日は、子どもにとって大変な毎日。今までは保護者との毎日だったのが、保護者はどこかへ行ってしまい、自分だけ保育園に残されてしまうのです。当然不安になって、ぐずってしまう子もいます。両手にミキちゃんとメグちゃんを抱っこし、長時間あやして、
“泣きやんだし、もう大丈夫かな”
と私が抱っこをやめて他のコトをはじめると
「おぎゃー」「おぎゃー」
のデュエットが再開。急いで2人の所に行き、抱っこするとミキちゃんとメグちゃんは泣き止みます。
“保護者と離れて不安なんだな。少しでも安心させてあげよう。”
そう思い、1日中2人を抱っこします。今度は私の両腕が、筋肉痛で悲鳴をあげて、泣いています。
“でも、カワイイからOK。園では私がお母さんなんだ!”
と自分を励ましながら毎日を過ごしていると、あら不思議。両手に抱っこに慣れていました。こんなことも成長していけるものなんですね。

やはり、実習中とは違い『先生』という職業=プロになった責任感を、ひしひしと感じながらの毎日です。責任感は感じますが、先輩の先生から励まされ、子どもたちからは元気をもらいながらの楽しい毎日がスタートしました。これからも、私の大好きな園とクラスの子どもたちを紹介していきますので、みなさんも子どもたちを大好きになってもらえたら嬉しいです。

Posted by ある園での出来事 at 2009.05.07

(C)2006-2009 Osaka University of Comprehensive Children Education